内視鏡検査
ていねいな診察と苦痛の少ない治療法を提供します。
当院では、胃がんやポリープの早期発見のため経鼻内視鏡検査を行なっています。
内視鏡検査では胃の中の細部までを観察し、鮮明な画像で細部の微小な病変をみつけることができます。もしおかしな場所があれば、すぐに調べることも可能ですので早期発見、治療するには内視鏡検査が有効です。
最新の内視鏡システムを導入
当院では患者様の胃カメラ検査時の苦痛を軽減するために、鼻から挿入する内視鏡(経鼻内視鏡)を使用しています。
経鼻内視鏡は直径が細い(5mm前後)ので、鼻の穴から挿入でき、口からの挿入に慣れている方はもちろん口からでも挿入できます。
口から専用の内視鏡よりも細いため、更に楽に検査できます。
経鼻内視鏡は世に出た当初(2000~2010年頃)は、口からの内視鏡に比べて画質がやや劣るのではないか、とも言われましたが、現在の最新の機種ではハイビジョン画像であり、虫眼鏡でみるほど細かく驚くほど鮮明に観察できます。
経鼻内視鏡の構造も、基本的に口からの内視鏡と同じです。
内視鏡の細いチューブの中には、
- おなかの中の様子を撮影するためのレンズや撮像素子
- おなかの中を明るく照らすためのライト
- 体内の粘液や血液を吸引したり、
組織の採取や処置をするための道具を出す管路 - 水や空気を送り出すための管路
など、検査や治療で必要となるさまざまな機能が搭載されています。
当院ではオリンパス社製の内視鏡システム(EVIS LUCERA ELITE)を導入しており、内視鏡は2本(GIF-XP290N、およびGIF-XP260N)をそろえています。
このシステムでは、NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)という最新の内視鏡技術を導入しており、2つの短い波長の光(波長:415nm, 540nm)を粘膜にあてることで粘膜の微細な表面構造や毛細血管をくっきりと写し出すことが可能です。
がんでは周囲の粘膜とは表面の構造、毛細血管が違っているので、NBIを使うことにより「がん」が浮かび上がって見えてきます。
つまりNBIシステムによりこれまで通常の観察で見逃されていたような小さな咽頭、喉頭がん・食道がん・胃がんも見つけることができます。
このように、当院では患者様に苦痛の少ない、かつ質の高い胃カメラ検査を提供できる機器を導入しており、医師の確かな技術と看護師の優しくきめ細やかなサポートのもと、胃カメラ検査のリピーター様が増えています。
初回検査の方はまずは受診して頂き、検査予約して頂くと共に説明、案内を受けて頂いています。
検査後の「案外楽でした」というご感想をお待ちしています。